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小説ができるまで

このページでは、小説を書き始めてから完成・公開するまでの全体の流れを説明します。各段階で何をするのか、どのタブを使うのか、どの程度進めたら次に移ればよいのかを順番に紹介します。

全体の流れ​

作業は上から下へ進めるのがおすすめです。材料となる情報を先に登録しておくと、本文生成や AI 創作相談の精度が上がります。執筆中に矛盾に気づいたら、設定や人物などの段階に戻って見直してください。

テキスト版の順序は次のとおりです。

  1. 概要:あらすじと文体ガイドを固める
  2. 構想:テーマと方向性を文章にする
  3. 人物:登場人物を登録する
  4. 設定:世界観と舞台を整理する
  5. 伏線:設置と回収を見通す
  6. タイムライン:出来事を時系列に並べる
  7. プロット:章と節の構成を組み立てる
  8. 本文:執筆と推敲を進める
  9. エクスポートと公開・バックアップ

各段階の内容​

1. 概要:あらすじと文体ガイドを固める​

まず作品の全体像を整えます。タイトルとあらすじを書き、目標文字数を決めます。あわせて「執筆スタイル・文体ガイドライン」を作っておくと、本文生成や推敲の文体がぶれにくくなります。方向性が伝わるあらすじを一文入れておくと、後の相談もスムーズになります。

  • 場所:概要タブ(Alt+1)
  • 詳しくは:概要タブ
  • 次に進む目安:あらすじと文体ガイドが埋まっていれば十分です。

2. 構想:テーマと方向性を文章にする​

作品の土台となる考えを文章で固めます。テーマ、方向性、語り口などを Markdown で書き出し、起承転結や三幕構成などのテンプレートを使うと整理しやすくなります。迷っている点は残したままでかまいません。AI 創作相談の材料になります。

  • 場所:構想タブ(Alt+2)
  • 詳しくは:構想タブ
  • 次に進む目安:「何を書きたいか」を読み返せる形で書けていれば十分です。

3. 人物:登場人物を登録する​

登場人物を登録し、関係性を整理します。人物同士の関係や相関図で全体を見渡すと、物語の動かし方が見えてきます。主要人物の性格や口調を決めておくと、本文生成時のセリフが安定します。

  • 場所:人物タブ(Alt+3)
  • 詳しくは:人物タブ
  • 次に進む目安:主要人物が登録され、関係性が分かる状態になれば十分です。

4. 設定:世界観と舞台を整理する​

作品世界の用語や仕組み、舞台設定を登録します。世界観の材料はこのタブに集めます。設定が整理されていると、本文生成や整合性チェックの判断材料になります。なお、ここでの「設定」は作品世界のことであり、アプリの動作を変える「設定」画面とは別物です。固有名詞の表記は用語集タブで整え、参考資料のメモは資料タブに置くと後で見返しやすくなります。

  • 場所:設定タブ(Alt+4)
  • 詳しくは:設定タブ、用語集タブ、資料タブ
  • 次に進む目安:物語の舞台になる仕組みや場所が登録されていれば十分です。

5. 伏線:設置と回収を見通す​

作中の伏線やフラグを登録し、設置した節と回収先の節を紐づけます。回収状況を管理しておくと、伏線の置き忘れや回収漏れを防げます。影響分析で変更の波及範囲を確認することもできます。

  • 場所:伏線タブ(Alt+5)
  • 詳しくは:伏線タブ
  • 次に進む目安:思いついている仕掛けが登録され、回収先の見込みが付いていれば十分です。

6. タイムライン:出来事を時系列に並べる​

物語の出来事を「いつ何が起きたか」の順に整理します。本文の並びとは別に時系列で並べると、矛盾や抜けに気づきやすくなります。出来事は本文の節に紐づけられます。

  • 場所:タイムラインタブ(Alt+6)
  • 詳しくは:タイムラインタブ
  • 次に進む目安:主要な出来事が時系列に並んでいれば十分です。

7. プロット:章と節の構成を組み立てる​

物語の骨組みとして、章・節の構成と各場面の要素(ビート)を整理します。章ごとのまとまりを確認しながら、抜けや重複がないか見直します。構成のたたき台がほしいときは、ビートの AI 生成を使うこともできます。

  • 場所:プロットタブ(Alt+7)
  • 詳しくは:プロットタブ
  • 次に進む目安:章と節の並びが決まり、書き始める節が選べる状態になれば十分です。

8. 本文:執筆と推敲を進める​

節ごとのエディタで本文を書きます。自分で書くほか、AI に本文を生成させることもできます。書き上がったら、AI 推敲・分析メニューの校正や整合性チェックで見直します。全体の執筆の進め方は執筆のページも参照してください。用語の表記ゆれは用語集タブで整え、確定前のメモは資料タブに置きます。登場人物の状況整理には事実タブを使います。

9. エクスポートと公開​

完成した本文を書き出し、必要に応じて表紙の作成・公開・バックアップを行います。

エクスポート​

全文エクスポートは小説詳細ヘッダーの「その他…」メニューから実行します。

  • 場所:小説詳細ヘッダーの「その他…」メニュー(全文エクスポート)

表紙の作成と文字デザイン​

読者を惹きつける縦長(3:4 比率)の表紙画像を設定します。AI による自動画像生成や、表紙文字デザインスタジオを使ったタイトル配置・フォント調整が可能です。作成後は拡大プレビューで仕上がりを確認できます。

  • 場所:概要タブ(表紙画像)
  • 詳しくは:概要タブ

公開と OGP(SNS共有)の確認​

作品を Web 上に公開する場合は概要タブの公開設定で切り替えます。公開スラッグを設定し、OGP カードで SNS(X / Twitter 等)でシェアされたときの見え方(タイトル・説明・カード画像)を事前に確認できます。

  • 場所:概要タブ(公開設定、OGP / 公開状態)
  • 詳しくは:概要タブ

バックアップ​

大切な作品はバックアップ画面から JSON ファイルに保存しておくことをおすすめします。

  • 詳しくは:バックアップと利用状況
  • 次に進む目安:エクスポートや公開、バックアップのいずれか必要な手続きが済めば完了です。

順序は決まりではありません​

ここで紹介した順序はおすすめの進め方であり、守らなければ書けないものではありません。アプリが実際に強制しているのは「節には章が必要」という 1 点だけです。章が 1 つもない状態で本文タブを開くと「章がありません。プロットタブから章を作成してください。」と表示されるので、先にプロットタブで章を作成してください。

それ以外の順序は品質のための推奨です。人物・設定・伏線・時系列などの材料が登録されているほど、AI 生成や AI 創作相談の回答の精度が上がります。順序を飛ばして先に本文を書くこともできますが、材料が少ないうちは AI の提案が一般的になりがちです。行き詰まったら前の段階に戻って材料を足してください。

AI を使うための前提​

AI 生成や AI 創作相談を使うには、テキスト生成 LLM の接続先と既定モデルを登録します。設定 のテキスト生成 LLM タブで接続先を追加し、既定モデルを指定してください。既定モデルが未設定だと文章生成が正しく動かないことがあります。なお、AI を設定しなくてもアプリは使えます。構想メモや人物・設定の整理、本文の執筆、エクスポートは AI なしで行えます。

つまずきやすい点​

  • 本文タブに「章がありません」と表示されるときは、プロットタブで先に章を作成してください。
  • 生成が動かないときは、AI を使うための前提を確認してください。
  • 資料タブの内容は正史になりません。確定した設定は 設定タブ や 人物タブ に登録してください。
  • 順序を飛ばして書くこと自体は問題ありませんが、材料が少ないと AI の提案の精度が落ちます。
  • 行き詰まったら AI 創作相談 で壁打ちし、出てきた材料を各タブに反映してください。